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「あ、同室の人?オレ馬場!馬場雅士って言うの!馬場ちゃんでいいから!」
人懐っこい笑顔でぺらぺらとよく喋る。
「あ、俺は向井瞬…」
「じゃあ瞬ちゃんね!よろしくーっ」
右腕を強引に捕まれ、握手された。
す、すげーな。
なんか軽くカルチャーショック。
馬場ちゃんのテンションに圧倒されてたじろいでいると、またも部屋に人が入って来た。
「…もう居んのかよ」
機嫌悪そうにこちらを見ているちょっと二枚目の男。
背は俺と変わらないくらいだけど、キリッとした目元のせいか少し大人びて見える。
何かちょっと怖いかも…
そう思っていると馬場ちゃんがあのテンションで話し掛けた。
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