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富井
「やれやれ、ハゲの説教はいつも長いな……毛根の寿命は短いくせに…」
などと毒を吐きながら廊下を歩いていると
桜
「あのっ、富井係長…!」
突然後ろから声がした
富井
「吉野君……?」
桜
「あのっ、私のせいで怒られたんですよね…」
……いやいや、MAXで俺のせいですけど?
桜
「私の緊張を解すために最低のセクハラ発言してくれたのに、私ったら本気にしてしまって…」
……なんだか微妙に棘のある言い方だが…この子は勘違いしてる?
というか超良い子っ!!
富井
「ああ、大丈夫大丈夫、気にしてないから」
桜
「はい…ありがとございます…♪」
富井
「よし、じゃあ吉野君…」
桜
「……桜、と呼んでいただいていいですよ?」
富井
「む……じゃあ俺も富井さん、富井たん、ご主人様、お兄ちゃん、ダーリン、パパ、ルシファー様、とか好きに呼んでくれ♪」
桜
「はい♪富井さん♪」
なんだと!?あのボケを笑顔でスルーとは……吉野桜、侮れん…
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