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ガバッ!
「はぁはぁっ またか。」
と少年はベッドから起きて呟いた。
首にかけた翡翠のネックレスが同じことから成長したあの時の子どものようである。
彼はごそごそとベッドの隣の引き出しをかき回して 青い箱を取り出した。
そして煙草をくわえて火を灯し、紫煙を吐き出した。
「ところで今何時だ?」
そして彼は時計を見ると…4時だった。
「…早く起きたな。」
といいながら起き上がり、服を脱いだ。その体躯は陶器の様に白く、花のように細く美しい。
其れから5分後着替え終わった少年は冷蔵庫の前に立っていた。
「軽めの食事にするか。」
と呟くと
軽やかにフライパンを振るい、パンを焼いた。
10分後
少年は食卓に座っていた。
目の前には、
クロックマダム オリーブ添え
高原レタスと夏野菜
~シチリア風ドレッシング~
ビシソワーズ
が置いてあった。
「頂きます。」
…
「ごちそうさま さぁ!行こうか」
といいながら出て行った。
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