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彼は再び深呼吸をしてから、考え込むように視線を泳がせる。
そして、意を決したように、植木さんと視線を合わせた。
植木さんの方も、雰囲気を感じたのか、少し頬を赤くしている。
「もう一つは、俺の気持ちです! 俺、植木さんのことが、好きです。付き合って下さいっ!」
すると、植木さんは嬉しそうに頬をゆるませた。
「分かったよ。私が、全部受け取ってあげる」
「そ、それじゃあ……!」
「うんっ! こちらこそ、よろしくね?」
手を繋いだ2人を見送りつつ、今回の私の出番はここまで。
それでは、また会いましょう。
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