君との約束

日常

『で、買い物って何？』

琴「雑誌かな」

ビルの中の本屋は意外と広く、雑誌を買った後も本屋の中を回っていた。

しばらく回った後、本屋から出て歩いていると琴がピタリと止まった。

『琴？』

琴「これ可愛くない？」

琴の指したものは、女の子が入るような可愛らしいグッズ店のストラップコーナーだった。

『可愛いね！』

やっぱり女の子と言うべきか、思わずグッズ店に入っていった。

琴「何かお揃いにしない？」

『いいねっ！色違いとか』

悩んだ結果、小さな花のモチーフが特徴ストラップにした。

琴はオレンジと黄色の花が付いたもので、私はピンクと赤の花が付いたものとにした。

『携帯に付けようかなぁ』

琴「いいね！付けよ！」

携帯に付け、見せ合った私達は笑顔を浮かべた。

キラキラと光に反射して光る携帯に付いたストラップを大切にバックにしまい込んだ。

琴「捺恵、帰ろう！」

『うん！』

その後、どこに寄ることなく自宅へと帰った。