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『ここは、何処だぁー!』
一人荒野で青年が叫ぶ。
『俺は寝相が良い方何だけどな』。
腰には、刀が差してあり、服装は浴衣と奇妙な格好である
『はぁ…取り合えず何があったんだろ』
そう言い青年が記憶を辿る。
『確か家で、成人祝いで、上杉家の家宝の天国と言う刀を貰ったのだが…』
『そうだ!その後に刀を差したまま倉庫で兵法書を読もうとしたら、なんか銅鏡が光ったんだ!』
思い出して笑顔を浮かべるが…
『あぁ…どうしようかな…』
『へへっ兄ちゃん身ぐるみ全部おいてきな!』
青年の言葉の後に、頭に黄色の布を巻いた3人組の中心に居る人物がそう言った。
『はぁ~なんてベタな台詞だよ』
そう言い振り返る。
『あんたら、何処のコスプレだよ!』
笑いながら、そう言った。
『オメェ、黄巾党を馬鹿にするとは良い度胸だな!おい!チビ、デクやっちまえ!』
リーダー風の男が言い放ち子分達が、青年に向かう。
『黄巾党だと…何言ってるんだ?まぁ良い、こいつらを倒してから聞くかー』
『オラァ』
チビと言われた男がそう言って手にした剣を振り下ろす。
『遅いんだよ!』
横に飛んで、剣を避けて、蹴りを顔面にいれる。
『あぎゃあ』
蹴りを顔面に受けた男が激しく吹き飛び倒れる。
『まだやるかよ!』
青年が睨みを効かせる。
『ひぃ、オメェらずらかるぜ』
リーダーが、指示を出し一目散に逃げ去る。
『ふぅ、たいしたことないな……やべ!逃がした!』
青年が頭を抱える。
『どうしようかな』
そう言い、その場で佇む。
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