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別視点
何処かの城の会議室に二人の少女がいた。
『あ~あ、斗詩ぃ~麗羽様は何処に行ったんだよ~』
『私にも解らないわよだって急に「華麗な旅に出て来ますわ!」とか言ったんだもん!』
斗詩と呼ばれた少女が活発そうな少女に言った。
『でも、どうすんだよ~麗羽様が居ないと、領土が維持出来ないぜ』
『そんなこと言ったって、元々仕事はしないけど君主が居ないと、もう限界だよ』
『誰か適当に連れて来ればいいじゃん』
『また、猪々子はそんなこと言って誰を、連れて来るってのよ』
斗詩が猪々子に反論する。
『あ~そういえば、何処かの占い師が、天の御遣いが何とかって言ってたじゃんか』
『じゃあ、その人は何処に居るのよ!』
斗詩が怒り気味に言うが…
『人生、一か罰かだぜ斗詩ぃ』
そう言ったあと兵士がやって来て。
『報告します、5里先の空に、光輝くものがあります』
『斗詩!これは一大事だぜ』
そう言い、猪々子は、斗詩を掴み連れて行った…
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