プロローグ

4/4
前へ
/90ページ
次へ
別視点 何処かの城の会議室に二人の少女がいた。 『あ~あ、斗詩ぃ~麗羽様は何処に行ったんだよ~』 『私にも解らないわよだって急に「華麗な旅に出て来ますわ!」とか言ったんだもん!』 斗詩と呼ばれた少女が活発そうな少女に言った。 『でも、どうすんだよ~麗羽様が居ないと、領土が維持出来ないぜ』 『そんなこと言ったって、元々仕事はしないけど君主が居ないと、もう限界だよ』 『誰か適当に連れて来ればいいじゃん』 『また、猪々子はそんなこと言って誰を、連れて来るってのよ』 斗詩が猪々子に反論する。 『あ~そういえば、何処かの占い師が、天の御遣いが何とかって言ってたじゃんか』 『じゃあ、その人は何処に居るのよ!』 斗詩が怒り気味に言うが… 『人生、一か罰かだぜ斗詩ぃ』 そう言ったあと兵士がやって来て。 『報告します、5里先の空に、光輝くものがあります』 『斗詩!これは一大事だぜ』 そう言い、猪々子は、斗詩を掴み連れて行った…
/90ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1346人が本棚に入れています
本棚に追加