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◆作者補足◆
日銀砲とは、日本銀行による外国為替市場介入の事を指します。
日本は加工貿易を主要産業の1つとしている国なので、円高ドル安だと海外でいくら稼いでも儲けが少なくなります。
外貨が安くなると、外貨を円に換えたときの価値が下がるからです。
つまり、円安の方が日本の輸出企業には有利です。
そのため、急激な円高になると、日銀が円売りドル買いの市場介入を行います。
ハゲタカファンドによる投機的な動きを阻止する意味もあります。
投機的なヘッジファンドを攻撃するための武器なので、Wikiや掲示板などで通称「日銀砲」という名前がつきました。
実際に日銀砲が使われた例として、2004年及び2010年9月15日に行われた日銀による大規模な為替介入があります。
興味があれば調べてみてください。
『砲』と呼ばれるほどですので想像はつくかと思いますが、その規模は凄まじく、1日でのドル買い介入額は1兆円を軽く超えます。
2004年時での介入額は1兆6664億円でした。
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