~✨DOLLS✨~

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あの頃が懐かしいくて 無邪気に笑い合えてて あの日々は愛し合えてて 僕は君が恋しくて 君との想い出を辿る様に 一人きり 浜辺に たたずんでいた もう・・戻れない・・ あの頃の二人に・・・ もう・・君に二度と 会えないと思うと 淋しくて涙が溢れていた 耳を澄ませると 波音だけ騒いでたよ そして溢れ出した 僕の涙はひとしずくだけ 海にとけた ただ切なくて 君ばかりを想うよ 黄昏と やわらかな波が まるであの日の君を 連れてくるよ 君があの時言った 「言葉」と一緒にね・・ 「私じゃダメなの?」 「もう好きじゃないの?」と 言いながら 強い君が震えてた 「二度と逢えないの?」 「なにも言わないの?」 君は涙こらえながら ただ何も言わない僕に 「どこも行かないで・・」 「ひとりにしないで・・」と しがみついて君が泣いた あの時僕は 君を見れなくて 息も出来なくて 大切なモノさえも 気づかずにいたんだ・・・ でもね忘れないよ 君を抱き締めたら いつでもささやかな 愛を感じたって事 KISSの時も 君がテレて笑うから いつも僕は 強くもう一度 抱き締めてたんだよ 「私じゃダメなの?」 「もう好きじゃないの?」 普段は僕に涙を見せない 強い君が震えてた そんな君が 「二度と逢えないの?」 「なにも言わないの?」と 君は涙こらえながら でも僕は どうする事も出来なくて ただ立ちすくんでたんだ そんな僕に 「どこも行かないで・・」 「ひとりにしないで・・」と しがみついて君が泣いた だけど君を見れなくて 息も出来なくて 僕は君と初めて 悲しいKISSをした 最後に君は僕に 投げ掛ける様に言ったね 「立ち止まらないで・・」 「振りかえらないで・・」 だって・・・ 貴方が振り返れば 貴方を 忘れられなくなるからと そして 泣きながら君が笑った 二人よく行った砂浜に 書いた二人の名前は 静かに波にさらわれた・・ 僕は動けないまま 何も声にならないよ・・・ そして僕には 今何ができるのだろう・・ 戻せない時間と 過ぎて行く日々 戻らない日々と愛 僕は横を過ぎて行く君に そっと「ごめんね」と ささやいた そしてこの気持ちは 海の様に 静かに沈みながら 海の様に深い二人の愛は 終わりを迎えた
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