【壱】・落ちこぼれ

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「イファン、何番だった? 俺、13番。真ん中ぐらいだな…」 「ん?18番だよ。最後らへんだね・・・」 クラスは、全員で40人。同じ番号同士とやるので数字は20までとなる。 「良かったです。私は、3なのであたりません」 「私は、12ね!カイの前よ」 「皆、かぶってないね!」 「そうだな・・・いやぁ~、リミーに当たったらどうなるッ!!!!」 カイの顔がみるみる血の気が引くのがわかる。 「どういうことかしら??!!!!」 般若の姿となった、リミーがどんどんカイに近付いていく。その手には、風がまとわりついていた。 魔法を発動しているのだ。 「いや・・・・ね? すみませんでしたぁ~~!! リミー様と対戦したかったですーーーー!!!!」 リミーは、所謂"戦闘狂"なのだ。性格がガラッと変わるのだ。 「そうね… 楽しみね!次、当たった時・・・・・・・ふふっ」 『ヤ・バ・イ!!!!俺、当たったら、確実に殺される~~~~!!!』 『『御愁傷様(だね)(です)』』 .
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