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その日は、雨だった
「母さん!死んじゃダメだ!!」
母さんは血にまみれ倒れていた
「母さん!!」
辺りには血の臭い
そしてもう、息もしていない
近くに男が立っていた
「これでこのチームの全滅か…長かったぜ」
手には血のついた剣
「お前が…母さんを…」
僕は母さんの短剣を拾い、睨み付ける
「…だったら?」
ニヤリと男が笑う
「…許さないっ!!!」
僕は雨の中男に向かった
「どうした?こんなもんか」
「くっ…」
もともと身体が小さい僕は、大人の男に力でかなうはずもなかった
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