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「よし…本気でかかってこい」
「それは危ないのら」
「俺を舐めるなよ、これでも団長だ」
む…なら本気で行くかな
「ごほん…では、始め!」
マルクが片手を振り下ろすと僕は直ぐに団長に攻撃を開始した
「ヤァーッ!!」
しかし全て団長にいなされてしまった
「ふっふっふっ」
「まだまだ!」
何度やっても長剣が団長に届くことはなかった
「……あっ!」
突然、稲妻にでもうたれたかのように思い出したことがあった
僕はまず深呼吸をし、ゆっくり長剣を構えた
「…ん?」
「剣技…“水しぶき”」
数回ずつ、あらゆる角度から団長に長剣を突き立て――
「はぁっ!!」
しかしそれも全て防がれてしまった
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