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冬まっさかりである今日このごろ。
スナックの二階に住居をかまえる万事屋には、新しい住居人がいた。
「さーむーいー。」
毛布に体をつつみソファーにて体育座りをしている少女。
名を純という。
「さーむー…「うるせぇぇ!!。」」
「うっせーんだよ寒い寒い寒い寒い言いやがってテメェは!!冬は寒いもんだって学校で習わなかったのか!!」
今純の呟きをさえぎった人物、坂田銀時。
彼こそが今現在ぷーでありこの万事屋を営む白髪の男子である。
同時に、純の彼氏。
「私はおばあちゃんから習いました!!あ、ねぇ銀ちゃん初詣行こう。」
純の言葉に、銀時が一瞬きょとんと動きをとめた。
そして、すぐになんとも言えない表情をつくる。
「お前ねぇ…もうちょっとなんつーの、脈絡ある話しろよ。」
「脈絡ぅ?」
「今の話のやりとりから急に話変えやがって。下手したらお前KYの仲間いりしちゃうよ?空気読めないコの仲間いりよ?。」
寒いという話をしていながらいきなりの初詣への話の切り替え。
あまりにも話の前後が繋がっていない。
「いーじゃん別に。で、行くの?行かないの?」
純の瞳は輝き、小首をかしげている。
銀時はそれこそ仕方なさそうに、息をはいた。
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