【銀時】★きっど☆★様

2/6
前へ
/27ページ
次へ
冬まっさかりである今日このごろ。 スナックの二階に住居をかまえる万事屋には、新しい住居人がいた。 「さーむーいー。」 毛布に体をつつみソファーにて体育座りをしている少女。 名を純という。 「さーむー…「うるせぇぇ!!。」」 「うっせーんだよ寒い寒い寒い寒い言いやがってテメェは!!冬は寒いもんだって学校で習わなかったのか!!」 今純の呟きをさえぎった人物、坂田銀時。 彼こそが今現在ぷーでありこの万事屋を営む白髪の男子である。 同時に、純の彼氏。 「私はおばあちゃんから習いました!!あ、ねぇ銀ちゃん初詣行こう。」 純の言葉に、銀時が一瞬きょとんと動きをとめた。 そして、すぐになんとも言えない表情をつくる。 「お前ねぇ…もうちょっとなんつーの、脈絡ある話しろよ。」 「脈絡ぅ?」 「今の話のやりとりから急に話変えやがって。下手したらお前KYの仲間いりしちゃうよ?空気読めないコの仲間いりよ?。」 寒いという話をしていながらいきなりの初詣への話の切り替え。 あまりにも話の前後が繋がっていない。 「いーじゃん別に。で、行くの?行かないの?」 純の瞳は輝き、小首をかしげている。 銀時はそれこそ仕方なさそうに、息をはいた。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加