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ちょっとの溝が
少しの距離となり
大きなズレを呼んだ
隣にあった安息は
見えなくなって
遥か彼方の
誰かの手中にある
その誰かを私は知っている
返して、
とは叫ばないけれど
だって、笑顔
幸せを奪う権利なんか
私にあるはずがない
幸せになりたい
それは本能なのだから
私が感じた
溝や距離やズレを
あの人たちは
感じてはいないだろう
幸せいっぱいなのだから
それなのに
不安がり、悲しそうな顔
ヤメテよ
ワタシのガマンを
ムダにシナイデ
せめて、せめて
笑っていて
せめて、せめて
幸せでいて
それが私に出来る
精一杯の偽善で
精一杯の強がりで
精一杯の感謝
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