Kyr

3/3
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
教師×生徒2 あれから、特に何かする訳じゃなく、ただ学校に来て寝る日々。 まぁ、西村先生の授業は、ちゃんと受けてるけど。 ...と言うか西村先生を見てるんだけど。 昼休み、また屋上に向かう途中に、西村先生にあった。 「にっしむらセンセッ!!」 「お前馬鹿っぽい。あぁ間違えた。馬鹿だったな」 「ひでぇ!!」 って、先生に戯れついてたら後ろの方から誰かに呼ばれた。 「流鬼」 「怜太、どした?」 「わりっ今日一緒に帰れねぇわ」 「あっうん。わかった。彼女にでも呼び出されたか??」 「まぁな。」 ...アイツの幸せそうな笑顔に、胸が苦しくなった。 「...き...流鬼!!」 「ん?あぁ先生!!待っててくれたの??」 「お前、今から教官室こい」 「えっ??」 西村先生は、そのまま無言で、自分の教官室に向かった。 なんか、怒らせるような事したかな?? と、少し急ぎながら、先生の後をおった。 「先生??」 ガチャっと鍵がかかる音と一緒に、ソファに押し倒された。 「お前、さっきのトサカ頭の事好きなん??」 「な、なんで??」 「愛しそうな、悲しそうな顔しとった」 「まぁそうだけど、で、なんでこの状況?」 「さっきのお前の顔見てたらメチャクチャにしたくなった。お前も僕とヤりたいんやろ??」 口角を上げて、男の顔で笑う先生に、俺も欲情した。 「うん。抱いてよ。先生でいっぱいにして」 「煽り方だけはいっちょ前やな」 前とは比べ物にならないぐらい激しくて荒々しいキス。 ねぇ、先生 俺、アンタも好きだよ でも、アイツも好きなんだ。 叶わないってわかってるから、先生がアイツを忘れさせてよ。 先生で俺をいっぱいにして 先生しか見えなくなるぐらいに....。 fin.
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!