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「・・メフィス様?」
声をかけられ、妃は我に帰る。そして騎士を見据え、言った。
「アルベルト!そなたに我が護衛隊隊長の任を命じる!!わらわについてまいれ!!」
「御意!!」
夕日に輝いた宝剣は、だただた美しく煌めく。
それは二人にとって希望以外の何物でもない。
「!・・・レスターヴァが来ましたね。」
「何!?よし!!レースじゃ!!そちは負けたら副官に降格じゃ!!」
「え?任命されたばかりなのに。」
「つべこべうるさいぞ!!さぁ!!はようついてまいれ!」
砂浜についた二人の足跡を・・波がそっと・・さらっていった。
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