騎士の日常

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 その言葉に息をのんだ。まったく迷いのない強い言葉だ。同時に生まれる批判の言葉。 「・・お前わかってるのか?メフィス様はラルド王の妻なんだぞ・・。」 「そんなこと関係無い。騎士は惚れた女を護るもんだ。それがたまたま妃だったって話だろ??」 そう言って笑うレスターヴァは本当に輝いて見えた。・・若いな・・とこっそりつぶやく。彼の眼にはまだ映らない。そういう時期なのだ。かつて俺にもあった。全ての不可能が可能になると・・信じてやまない時期が・・・。そんなものは老いと供に消えてしまう・・儚い物であるのに・・・。 「・・それはそうと・・メフィス様に気があるならお前もロリコンじゃないのか。」 「はぁ?どうしてそうなるんだよ??俺は17で妃様は15なら全然だろ!!」
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