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(ここは・・・?)
どこかの森の中。
(俺は一体・・・?)
「っ!」
(そうか・・・。
瞑達を追いかけて目玉の穴に入って、気を失ってたのか・・・。)
というか、現在は夜である。周りに瞑達どころか動物の影すらない。
「とにかく人のいるところのいかなきゃならんな。」
その時、突然殺気が自分に向けられる感じがした。
「!!」
殺気のしている方向を見ると、見たこともない動物が3匹。
「犬・・・?
じゃないな・・・。
なんだあれは?」
そして、突然そいつらは襲ってきた。
「なっ!?」
俺はとっさにすぐ近くに落ちていた木の棒を掴み取り、犬みたいなやつの攻撃を受け止めた。
「あぶねー・・・」
こう見えて運動神経には自信がある。
(・・・てか俺ピンチ?)
いくら運動神経がよくても、棒1本で犬らしきものを3匹同時に相手にするには無理がある。
(まぁ、棒1本ならな!)
俺は少し前にある能力が覚醒していた。
そう、自分の好きなテイルズの技が使えるという・・・・・・。
「一回、木とか壁とかじゃなくて、実際に誰かに使ってみたんだ。まぁ誰かって言っても犬だけど・・・。」
再び攻撃をしようと構える犬。
俺は棒の先端を地面に付け、斜め上に振り抜く。
そして、叫ぶ。
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