第一夜~祖母の家の二階~

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当時の私は心霊現象を全く信じておらず、聞かされた話は私を怖がらせる為に言っているものだと思っていました。 それどころか、テレビや本の幽霊話なども全て嘘だと決め付けていました。 どちらかと言えば心霊現象などを科学的に解明する番組や本を好むタイプの人間だったのです。 もしも本当に心霊現象が起こるというなら、それを確かめてやる。来るなら来いというの私の正直な気持ちでした。 そうして、第二の部屋と少しの自由を手に入れた私は、夜遅くまでゲームや読書を楽しみ、友人を招いて朝までバカな話をして過ごしたりと楽しい毎日を送っていました。
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