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「そのときはデジカメ持って行くか? 何か写るかもよ?」 さっき〔それ〕がいることを確かめるために、 もう一度あのビルに行こうと言った話の続きなのである。 「そうだな、 写ったらテレビの心霊番組に投稿するか?」 拓海の言葉に雅人はそう答えた。 そのとき拓海と雅人がオーダーした料理が運ばれた。 おいしそうに、 カレーライスとハヤシライスを食べる二人を、 理香は複雑な表情で見ていた。
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