始まりの日~出会いは校舎裏で!?~

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「で……大丈夫か?」 さっきまで泣いていたのだから大丈夫じゃないだろうが、とりあえず涙も引いて呼吸も落ち着いてきたので聞いてみる。 「は、はい! 大丈夫です」 女の子の目はまだ少し赤いが先程よりは幾分か、ましなようだ。 「そっか。ならよかった」 さっきより平気そうな姿に俺は安堵のため息を漏らした。 「……あの……ありがとうございました」 「ん、別にお礼を言うことじゃないって」 お礼を言う女の子に軽く笑って言葉を返す。そして、俺はその場を後にしようと後ろを向き、歩き出した。 ――――その時だった。 「あ、あの!!」 「ん、どうしたの?」 「えっと、その……わ、私と……と、友達になってください!!」 「……はい?」 いきなりの超展開に俺の思考能力はついていけてないようです。 というかさっき会ったばかりの人がいきなり友達にならないか……だと……?
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