最後のプレゼント

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ユウキ:「慎吾はいつまでも 若いままでいいなぁ」 ユウキは慎吾の写真を見ながら言った。 ユウキ:「俺なんか今年で29歳になっちまったよ。来年30歳だぞ!」 結:「ユウキくんもうそんなになるんだね!…そういえば結婚しないの?」 ユウキ:「……ん~しないかな。多分。」 結:「そうなの?隼人君と愛ちゃんも結婚したし残ってるのはマキとユウキくんだね」 ユウキ:「そうだね~マキちゃんは彼氏いないのかねぇ?」 結:「そういえばずっと思ってたんだけど……」 私は今まで一つ疑問に思っている事があった。 私達が初めて逢ったあの合コンの時…… 結:「ユウキくんはマキの事が気に入ってたんでしょ?なんで付き合わなかったの?」 『マキ、ユウキくんに捕まっちゃってるしね』 『ん~。でもユウキくんも良い人だしユウキくんでもいいかな』 『そうなの?』 『もう番号交換しちゃったし』 確かにあの時は 相思相愛…とまではいかないけど かなりいい感じだったはず。 ユウキ:「俺はマキちゃんじゃなかったよ」 結:「うそ!でもマキと番号交換…」 ユウキ:「あれはマキちゃんから聞いて来たから…」 結:「えっ!?あっ!!私てっきりユウキくんマキにゾッコンかと思ってた」 ユウキ:「そう見えたかなぁ。 マキちゃんは一番話しやすかったから。 俺…… 本当は……」 結:「えっ?」 ユウキ「……いや、何でもない」 ユウキは少し笑ってジュースを一口飲んだ。
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