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腰に男がぐりぐりと股間を押し付けてくるのが感じられた。
「好きなんだよ。すきなのぉぅっ!」
男が頬に吸い付く。
「やめてよ!」
すると男がギプスを彼女の顔の前に叩きつけた。
目の前にあったプラスチックの皿が粉々になった。
「騒ぐな!顔を潰すぞ。おまえ」
ギプスは周りを紙のようなもので覆っただけの鉄の筒だった。
男は綾乃さんが大人しくなると、自分のズボンを下げ、続いて彼女のズボンのベルトに手をかけた。
「好きなんだから、しょうがないよな」
男が身をお越し、密着させた身体に隙間が生まれたその瞬間、綾乃さんは左肘を男の顔面に打ち込み、素早く立ち上がると、股間に強烈な下段蹴りを叩き込んだ。
「足の甲に、ぐしゃっていう感触がしました。あれが一番、気持ち悪かった。」
男は怪鳥のような悲鳴を上げ、もう一発 喰らうと拒絶した。
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