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目をそらす。
俺の目を、見ていることができない。
『お前と、色んな話をした。 お前の話から、色んな事を感じた。 ……楽しかった』
「待って――僕は!」
『でも……それでも――俺はお前を許すことができない』
「っ……」
体から力が抜け、崩れ落ちそうになる。
足下に闇が広がり、奈落に落ちていくような、絶望感。
『こんなに辛い……悲しい気持ちになるくらいなら、いっそ初めから存在しなかった方が、楽だった』
「でも……でも――!」
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