序章

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マヤは言葉に詰まった。 言いたいけど、言うとダンが自分を見捨てるような気がしていたからだ。 しかし、ダンはそうマヤが思っていることも全て分かっていた。 ダンはマヤの全てを愛していたからだ。 そんなダンは、マヤに優しく、全てを包むように話した。 ダン「マヤ、もし遠くの地へ行っても、またご両親に会いに来よう。その間に僕たちがご両親に認められるように成長するんだ。」 ダン「そうすれば、きっとご両親も分かってくれるよ」 マヤ「ダン・・・!」 そう言うと、マヤは椅子から立ち上がった。 ダンも立ち上がるとマヤはダンの胸に飛び込んだ。 そんなマヤをダンは優しく包み込んだ。 そして、5分が過ぎた。
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