犯罪都市

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  電話を切り、トミーは取引の準備を始めた。 まずは船だ。 あまりデカいと怪しまれる。 後はブツだな。 30キロきっかりを箱に詰め、貨物置き場へといれた。 そして最後は"エモノ"だ。 これ無しで取引に向かうなんてのは、サメがうようよいる海で"せがれ"をぶらさげてるのと同じくらい危ない。 ショットガンはそこら辺に隠しておくが、ピストルは常にズボンの間に挟んでおく。 まちがって"タマ"を撃たないようにセーフティは忘れてはならない。 まぁ後はボディガードを3人ほど連れていく。 ・・・とまぁ準備が一通り終わったところで時計を見ると12時49分…50分。 「後35時間もあるのか…」 トミーはスーツに着替えてマリブクラブへと足を伸ばした。    
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