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「親父殿…剣術の稽古をつけていただきたいのだが、時間はあるか?」
如何にも王族であると示しいるかのような綺麗な金髪を持つ少年は短刀を持ち私に話しかけてきた
「あのですねクロ、私に殿なんて付けなくていいんですよ? 私はクロとアンの父親以外の何者でもないんですからね」
私は礼儀正しい我が子の頭を撫でようと手を伸ばすが、瞬時にかわされる。
「しかし、親父殿はこの国では絶対的な力を持つ御方ではないか…それに礼儀を尽くさずしてどうするんだ」
「あら?…私のシキと楽しそうなお話してるのね、クロ
私の時にもそんな風にしてくれると嬉しいんだけど」
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