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「し、シキぃ……なんか酸っぱい物が欲しいの
サンラー担麺とか酢パフェとか作ってよ」
「姫…サンラー担麺は流石にからだにいい物ではないですよ
それに酢パフェってなんですか?」
白い清潔感がある私達の寝室で大きくなったお腹をさすりながら甘えた声で言う。
「あの酢パフェよ シキも一回は私の手作りで食べたでしょ?」
姫は私の言葉に少しイラッとしたのか、妊婦用のベット際に座る私に謎の紫色の液体が入った容器を嗅がす。
私の嫌な記憶を蘇らしていく酸っぱい匂い
「ぬはっ!!? その禍々しい匂いと色は何なんですか!!」
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