とある衛兵と姫様

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「あらあら、シキ君どちらが子供か分からないわね。 私がもう一度、この子達と一緒に育てようかしら?」 サラとお養母さんは白い布に包まれたまだ目も開いていない赤子を私の方に向けて言う。 「ほらっ、シキとママですよ?」 私はパパじゃないの!? なんで名前呼びなんですか 「もしこの子達がファザコンになったら……私とライバルね」 母親の顔をしたと思っていたら、一瞬にして羅刹悪鬼のような強面の顔をしている。 「さ…サラ? 怖いよ…かなり怖いよ」
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