第四楽章:夜の姫巫女の迷い

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白金色の長い髪は月光の中、銀色に輝く。 ―この風景を…。 知っている。幼い頃からずっと見ていた―。 「「―ユキっ!!」」 二人は無意識の内に叫んでいた。 ―何故忘れていたのだろう?とても大切な思い出を―? 二人の声に気付いたスノゥは、哀しみに満ちた微笑みを浮かべて舞い続ける。 悲しい表情のままに。 「ユキ…っ!何故貴女が…」 「俺達にたくさんの事を教えてくれたのに…」 走り出そうとする二人を、ヤイロが止めた。 「…ヤイロ殿」 「思い出したのか。忘れていれば良かったものを…」
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