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「―お帰り。どうだった?」
屋根の上に佇む少女は、空に向かって声をかけた。
そこには少女以外には誰も居ないというのに。
「…そう。…まぁ、その考え方は間違ってない。むしろ正しい反応と言えるわね」
少女は誰かと会話するように呟く。
「!…そう、あの二人もいるのね。まだ、諦めてないのかな…?」
ご苦労な事だと彼女は苦々しく微笑みを浮かべる。
苦虫を噛み締めた様な表情(カオ)で。
「…もちろん、だからといって諦めはしない。国主には己の罪を償って貰うわ」
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