序章

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幾星霜もの時続いた闘いは終わりを告げた 調和の神の消滅という形で終幕を迎えた しかし 混沌の戦士が動き出す 再びの声を上げた闘い ただ いるべき場所に とある一人の青年の姿はなかった 誰の中にも残ることなく 彼の居場所は姿を変えた 彼を覚える神は ただ一人 光の中で涙した 彼を忘るる者たちは 彼を倒そうと躍起になった 記憶を封ぜられた彼は 記憶を封ぜられたかつての仲間と戦い 記憶を持つかつての敵と共にいた 必然だったのか それとも 偶然だったのか 誰にもわかることなく 巻き戻された時は流れゆく 一人の居場所と引き換えに戻された時の中 変わらぬ道を進んでいると気付かぬまま進む者たち さぁ 幕開けだ 開幕された再びの戦い(アンコール)はどう転がるのか 鍵を握るは闇の戦士 鍵を壊すは光の戦士 そして 世界の命運を握るのは――… 少しずつ違った道を歩んでいく 転がる歯車は また別の道を進み始めた それを止めるは 光か 闇か 調和か 混沌か 舞台は整った 同じで異なった最後の戦い 始めようじゃないか…
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