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サッと手に武器を出現させ構えると、他の六人も異変に気付く。四人の見据える先を見れば、四人のカオスの手先。光の戦士たちもそれぞれその手に武器を出現させる。
カオスの戦士の内一人、ガーランドが自分たちが現れたことに気付いた四人――――ウォーリア、フリオニール、ティナ、クラウドを見やる。
「光が消えつつも、我らの存在に気付けるだけの力、まだあるようだな…」
嘲笑とも関心とも取れる笑い声を零すガーランドに、十人の表情ば険しくなる。
「今のお前たちに我らが倒せるものか。光を失い、動くこともままならなくなっている者共よ」
杖で地を叩きながら笑う皇帝は明らかに十人を見下している。
「ホント、僕ちんたちに壊されてればこんなことにはならなかったのにねぇ。どう?今からでも壊されない?」
笑い転げながらケフカのその瞳に浮かぶのは明らかな狂気。
「我らはお前たちに消されるつもりはない!」
はっきりと言い切るウォーリアの言葉に一同は頷く。
「その強がり、いつまで持つか見物だな」
蔑みの念を込め、言い放つのはセフィロス。
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