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「アイツ、蒼太に似てるな」
他人ごとのように呟く仲謀。
俺達の知ってる蒼太は両眼が揃っているはずだし、時代が違うから似た奴ぐらい居るかもな。
そんな考えが元讓と蒼太が同一人物である事に気付かせなかった。
董卓の挨拶が続く中、孫堅が手を挙げ。
それにより董卓の話しは中断された。
「話しの途中でスミマセンが、誰か来てますよ」
そう言う孫堅の視線の先に皆が目をやると、夕陽が差し込む出入り口に小柄な初老の男が立っていた。
身なりからして、それなり身分と伺える男を目にした瞬間、華雄が口を開いた。
「李儒(リジュ)か、主が直々に来るとは何があった」
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