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暫くして、幕内に入って来た3人の男。
自分達のよく知る男達に似た3人の顔に5人は、一様に驚きの表情を見せた。
李儒に連れられ、董卓の前に立つと深く頭を下げる3人。
「貴方達が噂に聞く、劉備・関羽・張飛の三兄弟ね」
「はっ、長兄の劉備、字は玄徳と申します」
「次兄の関羽、字は雲長」
「末弟の張飛、字は益徳だ」
とそれぞれが名乗り出た。
歳が同じ事もあり、互いに字を呼び捨てにしてるが、演義と同じように玄徳が長兄、雲長が次兄、益徳が末弟としてあった。
「アイツらが、何で英雄の名前を名乗ってんだ」
「分からない、けど、俺達だって孫権に孫策の名を得てるんだ、あの3人が俺達の知ってる3人だとしたら、英雄の名を語る理由があっても不思議じゃないよ」
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