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「嘘……だろ」
奉先の答えに思考が追いつかず、立ち止まった元讓はそう発っするのが精一杯だった。
「信じられないだろうけど、本当の話しだよ」
「元々が俺らの知ってる三国志の世界と違い過ぎる世界だ、本来なら呂布や王允は、まだ董卓の配下に入ってねえはずだろ」
「言われて見りゃそうだけど」
「この世界は子獅曰わく、パラレルワールドとか言うもんらしい、この世界にいた呂布や王允が俺より弱くても不思議じゃねえんだよ」
そう言うと再び歩き始める奉先。
パラレルワールドか、王允も俺と同じ考えようだが、たまたま俺らはこの世界に来たんだろうか。
劉備達が勇達だとしたら、拓哉や鉄哉も三国志の重要人物になってる可能性が高いな。
仮に二人が三国志の重要人物なら、偶然この世界に来たってのは出来過ぎてる。
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