天地動乱の誓い

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「考えっと余計に頭が混乱する、風に流されるまま生きる方が良いわ」 頭を掻き、そう言う元讓。 彼の言葉で思考が途切れたらしく、他の者達も肩を力を抜いた。 「確かに夏候惇の言う通りだな、深く考えんのは止めだ」 益徳がそう呟くと。 「しかし、この世界は細かい部分になると違いが出てくるな、このままだと俺達の知ってる歴史と違う形を辿るんじゃないか?」 と伯符が言った。 「それで良いんじゃねえか、もし此処(三国志の世界)が俺達の知ってる歴史通りに進むなら、未来を知り尚且つ英雄の名前を得た俺達は歴史に抗ってたはずだ」 奉先の言葉に皆は無言で頷いた。 「歴史は抗うもんじゃねえ、新たに創るモノだ……俺はそう思ってる」
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