1738人が本棚に入れています
本棚に追加
「考えっと余計に頭が混乱する、風に流されるまま生きる方が良いわ」
頭を掻き、そう言う元讓。
彼の言葉で思考が途切れたらしく、他の者達も肩を力を抜いた。
「確かに夏候惇の言う通りだな、深く考えんのは止めだ」
益徳がそう呟くと。
「しかし、この世界は細かい部分になると違いが出てくるな、このままだと俺達の知ってる歴史と違う形を辿るんじゃないか?」
と伯符が言った。
「それで良いんじゃねえか、もし此処(三国志の世界)が俺達の知ってる歴史通りに進むなら、未来を知り尚且つ英雄の名前を得た俺達は歴史に抗ってたはずだ」
奉先の言葉に皆は無言で頷いた。
「歴史は抗うもんじゃねえ、新たに創るモノだ……俺はそう思ってる」
最初のコメントを投稿しよう!