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「上等じゃん、俺達も親父と一緒に天下を目指すつもりだったし」
「互いに別々の道を行き、その結果が敵同士ってのも仕方ないね」
伯符と仲謀の決意を秘めた言葉に口を挟む者は居なかった。
「ワシも元々、天下を取らせる男は決めておったしの」
そう言い、雲長が玄徳の右肩を掴むと、益徳は左肩を掴み。
「俺達、義兄弟も二人三脚で天下を目指す」
と言った。
「それぞれがそれぞれの道を決めてるんだ、奉先」
玄徳の言葉に奉先は真剣な表情で頷き、天高く方天画戟を持ち上げた。
奉先の行動に獅子も自分の剣を重ね、他の者達もそれぞれの武器を重ねた。
「全員で誓いを立てようじゃねえか」
「応っ」
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