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「もし、君が犯人じゃないとしたら・・・・悲しい出来事だと思うけど・・・君達の仲間にはそういった態度が見られないのが私は不思議なんだ」
「・・・・・・・・」
「おい!さっきの威勢はどうした!黙ってないで何か言ったらどうだ?!」
と、鶴川が叫んだ。
「まあ・・・・いいじゃねーか。死んだ人を悲しんでもかえってこねーよ」
「なにい!」
鶴川がまたしても渡部に歩み寄り、今度は胸倉を掴んだ。
「鶴さん!やめろ!」
「おい!なんだよこのおっさん!逆に訴えるぞこのやろう!」
その騒ぎに、従業員も集まってきた。
「いったい何なんですか警部さん!営業妨害ですよ!」
支配人は顔を赤くして久米に叫んだ。
「すみませんでした。今日のところはこのへんでお暇します」
「ちぇっ!もう二度と来るんじゃねーぞ!」
渡部は二人に向かって叫んだ。
二人は車に乗ったが、すぐに帰らずゴルフ場の駐車場の中でしばし話し込んだ。
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