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「そういえば・・・・警部、シルビアの遺留品に・・・携帯がありませんでしたね」
「ああ。てっきり犯人が証拠隠しで持ち逃げしたと思ったけどね・・・」
「とにかく、まあ・・・・容疑者として見て頂くのは構いませんし、どうぞこれからも勝手に調べて下さい」
佐藤が言った。
そして3人は、宿舎に帰っていった。
「警部・・・・どう思いますか?なんだか・・・また若造に馬鹿にされた感じで頭きます」
「ああ・・・・まあ今日のところはこのへんでいいんじゃないかな」
「彼らも一人でドライブに出かけてたって事ですが・・・・」
「ああ・・・・多分嘘をついてるね。彼女達誰かと会う為だろう」
「じゃあ・・・・やはり誰かと付き合っていたんでしょうか?」
「そう思うよ。でも彼女達も当然口を割らないだろうね」
「そうするとあの3人の中で・・・・シルビアと交際していた人物がいるんでしょうか?」
「恐らく・・・・死んだ渡部も含めて・・・可能性は高いと思う」
「警部・・・それをどうやって割り出すんですか?」
「ああ・・・・難しいな・・。まあ、とりあえず支配人に会ってみようと思うが、どうかね?」
「電話事情ですか・・?」
「それもそうだね。まあ・・・・色々と事情があると思うが。とにかく寮からの発信歴も調べてみる必要はあると思う」
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