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妹が部屋を出ていってからしばらく、学校に行くかどうか考えていた。
今までの自分でいいのか。せっかく、遠くの高校を選んだのに入学式も出ずに、また中学の時みたいにダメな自分でいいのか・・・。
(俺も夏希みたいに輝けたらな・・・)
ベッドの上で横になりながらケータイを開いた。
悲しいことにアドレス欄にあるアドレスは妹である夏希のと、母さんと父さんのだけである。
(高校で友達ができるのかな・・・。それともこのアドレス欄がほぼ空欄のままか・・・。)
(でも、あの悲しい中学生活の二の舞はヤダ。絶対にやだ!!)
この時、僕は学校に行く決心をした。
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