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俺の答えをどーでもいいような顔で聞いてる
で、一生懸命考えてるけど
ちょっと返事が遅いかなぁ
「来る?」
再度聞いた
少し唸ってまた考える
『……うん、行く』
やけに素直になったな
なんかおじさんニヤニヤしそうだよ
「ん、行こうか」
俺はそう言ってそいつの掴んだままの腕を離し、なんとなく手を繋いで歩き出した
俺が急に歩き出したせいかそいつはびっくりしてこけかけた
『待って、えっと…』
あ、名前言ってねぇな
「俺の名前はヨル。よろしくね」
本名は…秘密。
色々面倒もありそうだし
『…相楽 麻人』
「じゃあアサだ」
そう言うと微笑むアサは無表情より何倍も何倍も
可愛くて綺麗だった。
これが俺とアサの出会い
こうして俺の家に可愛い可愛い猫がやって来ました。
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