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その夜、俺は特に目的もなく街を歩いていた
暇、暇。
なんか面白いことねぇかな
ただ、ぼーっと歩いていた。
途中遊びに行こうと声を掛けてきたりする女の子もいたけどそんな気も気分もサラサラない
てか香水の匂いがきつくて酔ってきそうだった。
そんな事を思い出して歩いていたらガヤガヤ五月蝿い人達の波のなかで一際目立って大声をだしている奴がいる。そんな奴らを歩いてる人達は怪訝な顔を寄せたり、絡まれないように早足でその横を通り過ぎている。
うるさー
元気だな。夜にあんなギャーギャー言って。
俺だってみんなと同じ。
関係ないし面倒事はいや。静かにしろ!なんて事は頼まれても言わないと思う。
そう思って通りすぎ過ぎようと思って前に向かって歩き出した。
けどなんとなくそっちに視線をやると
あれ、なんか男の子絡まれてない?
五月蝿い男達だけじゃなくて小柄な男の子が絡まれていた
「―――――!!…~!」
『―――――。』
「…―――――!」
『…っ!?』
観察してたら男の子はチンピラぽい男達に連れられて路路地裏に連れていかれた。
助ける気なんかない
なんとなくふらっと足がそっちに向かっただけ
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