大好きな人

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私、奈津はもうかれこれ数年前にとても大好きな人がいた。 彼は潤といって、私はおにーと呼んでいた。おにーちゃんの意味の"おにー"だったんだけど、私は別に妹みたいな存在になりたかったんじゃない。 ずっとずっと"ただ一人の彼女"になりたかった。 なのに私は"おにー"と呼び続けた。彼女になれなくても離れたくないとゆう思いがそうしたのかもしれない。 彼女じゃないのにキスもしたしその先だって簡単に許した。 理性より本能が 君を求めていた。 間違いだらけの若い恋愛だったけど、今は全て良かったんだと思ってる。 体だけの関係 都合のいい関係 周りからすれば、そんな簡単な言葉で片付けられてしまうようなチッポケなモノでも私にとってはかけがえのない大切な思い出なんだ。
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