大好きな人

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*沙織サイド* 「沙織?本気か?」 重い沈黙を破ったのは君。 今までに聞いた事もないような低い声に私は頷く事しか出来なかった。 「顔上げろ!」 「いや…」 「俺の目を見て話せ!」 「やだよ…」 「頼むから…沙織…」 愛しい人の切なすぎる嘆き声に心の芯から込み上げる苦しさ。 私は今日最愛の彼氏に サヨナラをした。
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