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「理解しがたい!!」
一歳になる娘を小脇に抱えながら主婦の臭い漂う彼女は机をバンバン叩きながら主張した。
彼女は奈津…悪…親友である。
今調度近所の小洒落たレストランでディナーをしながら昨日のいきさつを話し終えた所だった。
「なんで別れるの?あんないい人…結婚まで話進んでたのに…」
「うん…」
「ダーリン納得したの?」
「ううん…してない。」
「はあ~なんて事を…」
奈津は呆れたといわんばかりの大きなため息をついた。そしてその目には何故かじんわりと涙が滲んでいた…
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