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アメリカのコルト・ファイヤーアームズ社製アサルトライフル。
M16シリーズは、アメリカ軍で使用されているアサルトライフルのシリーズである。
発射ガスによるガス圧作動方式(リュングマン方式)を採用し、小口径弾、アルミ合金製の本体という開発当時としては斬新な設計思想は、その後多くの国やメーカーに影響を与え、M16に倣ったアサルトライフルが次々と開発された。
M16はベトナム戦争で初めて使用されたのだが、前線の兵士達は銃の手入れを怠り、故障が頻発。
挙句の果てにそれを銃のせいとし、「M16は欠陥銃だ」などと言う始末だった。
元々泥や汚れに弱い構造だったとはいえ、命と同等の扱いをするべきであろう銃の手入れをせずにこの言い様とは、何とも身勝手なことである。
これを受け、M16A1を改良したのがM16A2である。
フロントハンドガードを握りやすい円断面のものに変更、リアサイトをL型2段階切り替えから、ダイヤル式の多段階調整式にし、ケースディフレクター(排莢反射板)を排莢口の後ろに追加したこと等が挙げられる。
また、弾薬の節約と命中精度向上のため、フルオート機構から3点バースト機構に変更された。
現在では、このM16A2を改良したM16A4、M16A5が採用されている。
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