疎外感

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疎外感

手品の種が判らない そうやって生きて来たにも拘わらず 何時まで経っても呑み込めない紅の整列 掻き乱したい されども啼き止まぬ理性 本当は正しいのに 息を止めてみては 見える君の足首を 僕は掴もうと手を伸ばすが きっとまた触れるは蟻の死骸 掴めはしない
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