薔薇とワインの嘘

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薔薇とワインの嘘

炎で焼けただれた門 くぐり抜けるは白き少女 紅いドレスは血液の香り 誰のこぼした紅のワインか 少女はやがて唄い出す 静かに響くその音色は 永き時を渡り歩いた 仮面の男を呼び覚ます 赤い薔薇を下さいな 少女は背伸びで接吻ける 空はこんなに紅いのに 男は微笑って嘘をつく 月の明かりが消えたころ 最期の唄を捧げましょう
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