不二Χ瑞希

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あっという間に放課後になった。 あたしはいつものように玄関で先輩をまっていた。 しばらくしたら、先輩が来た。 「先パー…」 あたしが、言い留まったのは、無理もない。 先輩は、とてもふらつきながらやって来たのだ。 『ハァ…ハァ…みず…き…待たせたね。ごめ…』 バサッ 先輩はあたしに覆い被さるように倒れてきた。 「せ…先輩!?大丈夫ですか?」 『ハァ…ハァ…』 辛そうに過呼吸になっている。 そこへたまたま、瑞希と同じクラスの海堂薫という生徒が通り掛かった。 「海堂君!保健室の先生呼んできて!」 〈お、おう!〉 あたしは海堂君に呼びに行かせた。
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